ウイルス/不正プログラム作成者 親トピック

従来は、高い技術を持つ個人が単独でウイルス/不正プログラムを作成し、コンピュータ、ネットワークサーバ、またはインターネットにそれを持ち込んでいました。その動機としては、エゴ、復讐、妨害行為、不満などが挙げられてきました。
現在では、マクロウイルス/不正プログラム、大量メール送信ソフト、潜在的に高い破壊力を持つその他のウイルス/不正プログラムの作成に特殊な技術は必要ありません。「ウイルスキット」がインターネット上でまん延しているため、インターネットや企業の通信を混乱させて自分の力を試したいと思う者が、それを自由に入手できるからです。
これに加え、高度なスパイウェア/グレーウェアプログラムやフィッシングサイトを作成する、国外からの組織犯罪が増えています。これらはスパムメールを大量に配信することによって実行されるため、パスワードやクレジットカード番号などの個人情報を少ない労力で引き出すことが可能です。