クラウドプレフィルタポリシーについて 親トピック

クラウドプレフィルタサービスでは、メールセキュリティに対し、ポリシーベースの管理を提供します。ドメインにポリシーを適用することで、そのドメインに送信されるメッセージに対して各フィルタが適用される方法を定義します。
次の表に、各ポリシーを定義する情報を示します。

クラウドプレフィルタポリシー

セクション
説明
ドメイン
ポリシーの適用対象となるドメインです。適切なルーティング設定により、このドメインに対するすべてのメッセージがクラウドプレフィルタによって保護されます。
各ドメインは一意である必要があり、1つのドメインに対して1つのポリシーのみを適用できます。
有効な受信者
この設定は、LDAPサーバのユーザのリストと、クラウドプレフィルタのユーザのリストを比較することによって機能します。ユーザのクラウドプレフィルタリストは、LDAPサーバとの同期によって生成されます。
有効な受信者チェックを使用して、使用しているドメインに受信者がいないすべてのメッセージをブロックします。これにより、不正なメッセージやスパムメールがネットワークに到達するのを防ぐことができます。
フィルタ設定
次のクラウドプレフィルタのフィルタオプションを定義します。
  • フィルタを有効化するかどうか
  • 各フィルタ条件がどのように適用されるか (選択できる場合)
  • どのフィルタ処理が実行されるか (選択できる場合)
送信先サーバ
送信先サーバとは、ドメインの受信メールサーバです。ドメイン宛てのメッセージは、クラウドプレフィルタサービスによって処理された後、これらのサーバで受信されます。
承認済み送信者とブロックする送信者
  • 承認済み送信者: 承認済み送信者からのメッセージは、メールレピュテーションサービスやスパムメール対策フィルタをバイパスします。
  • ブロックする送信者: ブロックする送信者からのメッセージは即座にブロックされ、ネットワークには到達しません。
注意
注意
クラウドプレフィルタのポリシーを作成する際には、ローカルのIMSVAの設定と同期をとりながらも、IMSVAより厳しくないポリシーを作成することを推奨します。重複したポリシーを使用することで、万が一クラウドプレフィルタが使用不能になった場合でもビジネスを保護できます。

考慮事項 親トピック

  • 各ポリシーは1つのドメインにのみ適用され、各ドメインに対して1つのポリシーのみ作成できます。
  • 1つのポリシーは、ドメイン、フィルタ設定、承認済み送信者リストとブロックする送信者リスト、および送信先サーバによって構成されます。
  • 各フィルタタイプを確認して、ポリシーを保存する前に、それをドメインに適用するかどうかを診断します。次のフィルタは初期設定で有効にされています。
    • メールレピュテーション
    • ウイルス対策
    • スパムメール対策
ヒント
ヒント
ウイルス対策フィルタとスパムメール対策フィルタを有効にして、適切に設定することをお勧めします。これらのフィルタがないと、ドメインは大量のスパムメールや感染メッセージに対して非常に脆弱になります。