IMSVAでは、TLSによりインターネット上のサーバ間の安全な通信チャネルが実現されます。そして、それによって、データ通信中のプライバシーとデータの整合性が確保されます。
2台のサーバ (サーバAとサーバB) では、次に説明するようなハンドシェイク手順でTLS接続が確立されます。
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サーバBから暗号一覧が送信され、サーバAとの安全な接続が要求されると、ハンドシェイクが開始されます。
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すると、サーバAでは、サーバBから送信された暗号一覧から1つを選択して、デジタル証明書で応答します。この証明書は、証明機関 (CA) によって署名されている場合があります。
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サーバBでは、信頼されたCA証明書を使用してサーバAのIDを確認します。確認が失敗すると、サーバBでは、TLSハンドシェイクを停止する場合があります。
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サーバAのIDを確認する際、サーバBでは、セッションキーを生成します。その際、公開鍵を使用してメッセージが暗号化されます。
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このメッセージは、対応する秘密鍵を使用した場合のみ復号化できます。そのため、サーバBのIDは、サーバAで秘密鍵を使用してメッセージを正常に復号化できる場合に認証されます。
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暗号化と復号化に必要な情報が2台のサーバで作成された後、ハンドシェイクが完了し安全な接続が確立します。
IMSVAでは、受信または送信メッセージトラフィックではなく、IMSVAに着信するトラフィックおよびIMSVAから送信されるトラフィックにTLSを適用します。