既知のホストについて 親トピック

既知のホストには、信頼されるメール転送エージェント (MTA) と、ネットワーク上でIMSVAの外側に配置されたクラウドプレフィルタが含まれます。IMSVAがインターネットゲートウェイに配置されている場合、既知のホストを指定する必要はありません。既知のホストの設定は、次のいずれかの場合に使用します。
  • ネットワーク上で1つ以上のMTAがIMSVAのアップストリーム側に設定されている場合は、既知のホストの設定を有効にして、これらのMTAを既知のホストとして追加します。IMSVAは、既知のホストリストにない最も近いアップストリームMTAを追跡し、そのIPアドレスを、メールレピュテーションデータベースだけでなく、IPプロファイラの承認済みリストとブロックリストにクエリします。
    たとえば、IMSVAのアップストリームに配置されたネットワーク上のMTA2と、MTA2のさらにアップストリームに配置されたネットワーク外のMTA1がある場合は、既知のホストの設定を有効にして、MTA2を既知のホストとして追加します。IMSVAは、MTA1のIPアドレスを使用してクエリを実行します。
  • IMSVAがクラウドプレフィルタの後方に配置されている場合は、既知のホストの設定を有効にします。クラウドプレフィルタのIPアドレスは、初期設定で既知のホストリストに含まれます。
ネットワークでアップストリームMTAまたはクラウドプレフィルタがIMSVAの外側に配置されている場合は、次の理由があるため、既知のホストの設定を使用します。
  • IMSVAでは、すべての外部メールメッセージをこれらのMTAまたはクラウドプレフィルタから受信したものと見なし、そのIPアドレスを使用してクエリを実行します。そのため、これらのIPアドレスを経由して転送されたすべてのメールトラフィックが安全だと見なされてしまいます。
  • メールフローでは、すべてのスパムメールがこれらのアドレスから送信されてIMSVAに到達するため、IMSVAではこれらのIPアドレスをスパムメールの送信元と見なします。
注意
注意
IMSVAでは、毎日午前3時にクラウドプレフィルタのIPアドレスを既知のホストリストに同期します。これらの既知のホストは、管理コンソールには表示されません。