クラウドプレフィルタを使用する際に推奨されるIMSVAの設定 親トピック

クラウドプレフィルタは、ポート9000をWebサービスの待機ポートとして使用します。IMSVAでクラウドプレフィルタに接続するには、ファイアウォールでこのポートが開かれている必要があります。
クラウドプレフィルタがIMSVAの配置に影響することはありませんが、IMSVAの設定方法には影響します。

クラウドプレフィルタを使用する際に推奨されるIMSVAの設定

セキュリティサービス
推奨処理
送信者フィルタ (メールレピュテーションとIPプロファイラ)
クラウドプレフィルタですべてのドメインのメッセージをフィルタする場合:
送信者フィルタを無効にする、またはアクティベートしない
クラウドプレフィルタでは、メールレピュテーションを使用して、メッセージがネットワークに到達する前にすべてのメッセージをフィルタします。このため、送信者フィルタ (メールレピュテーションとIPプロファイラ) の使用が冗長になります。
クラウドプレフィルタで一部のドメインのメッセージをフィルタする場合:
送信者フィルタ (メールレピュテーションとIPプロファイラ) を有効にして使用する
クラウドプレフィルタでは、メールレピュテーションを使用して、メッセージがネットワークに到達する前にすべてのメッセージをフィルタしていません。クラウドプレフィルタ経由でルーティングされていないドメインからのメッセージは、依然として不正なメッセージである可能性があります。
スパムメール対策 (コンテンツ検索)
IMSVAでは常にスパムメール対策を使用してください。つまり、スパムメール対策ポリシーを有効にして使用する必要があります。
クラウドプレフィルタでは、寛容な検索レベルでスパムメールの検出を行います。これは正当なメッセージがスパムメールとして誤検出されるリスクを下げるためです。
IMSVAでスパムメール対策ポリシーを使用することで、メール受信者に到達するスパムメールをさらに減らすことができます。
トレンドマイクロのウイルス対策とコンテンツフィルタ
IMSVAでは常にウイルス対策とコンテンツフィルタを使用してください。つまり、ウイルス対策ポリシーとコンテンツフィルタポリシーを有効にして使用する必要があります。
クラウドプレフィルタでは、メッセージのコンテンツフィルタをサポートしていません。コンテンツフィルタポリシーは、IMSVAで作成される必要があります。
また、クラウドプレフィルタでウイルスをフィルタする場合でも、ウイルス対策ポリシーを作成することをお勧めします。
DKIM
クラウドプレフィルタは、DKIMには影響を与えません。
ネットワークの必要に応じて、この機能を設定して使用してください。
Transport Layer Security (TLS)
クラウドプレフィルタはTLSをサポートしています。
クラウドプレフィルタにメッセージを送信するMTAでTLSをサポートしている場合、メッセージはTLSを使用して配信されます。
TLSを使用した受信サーバからのメッセージがクラウドプレフィルタに到達すると、クラウドプレフィルタはTLSを使用してそのメッセージを送信先サーバに配信します。送信先サーバがTLSをサポートしていない場合、メッセージはSMTPを介して配信されます。
TLSを使用しない受信サーバからのメッセージがクラウドプレフィルタに到達すると、クラウドプレフィルタはSMTPを介してそのメッセージを送信先サーバに配信します。